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ワインのイタリア語講座




nologo  (男性名詞単数) 醸造家 醸造コンサルタント
エノーロゴ


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わずかに「ノ」を強く発音します。「エノーロゴ」です。

今回のテイスティング会でも何度となく出てくる言葉、それにワイン雑誌では
いまやワインの日本語になりつつある言葉です。意味は・・・


   醸造家

   または

   醸造コンサルタント


です。


醸造家の名前を一人でも言えると、もう我が物顔でイタリアワインが語れる
ようになります(^^;)

というのは冗談ですが・・・。

本来の意味としては、ENOLOGIA 醸造  とは、ワイン作りにまつわる学問
ですので、ブドウ造りに始まって、ワイナリーでの発酵、熟成から保存にいたる
までトータルに見るのがエノロゴということになりますが、書類だけ見て相談に
乗って「コンサルティング」と名乗ることもエノロゴが有名になればなるほど
あるようです。あるいは、畑の仕立てだけに関してアドヴァイスする。

売れっ子醸造家も体は一つですから、秋の収穫後の発酵、熟成時期に
飛び回る人はいないのでしょう。

まるで、映画で言う「黒澤明監督作品」みたいな感じですからね(古い?)。
近年特にそういう「権威」的な空気がぷんぷん匂ってちょっと嫌なところです。


一言で醸造家といっても、本当に様々なエノロゴがいます。

エノロゴがその地位を向上させて躍進したのは90年代に入ってからでしょう。

70年代にサッシカイアのエノロゴ、ジャコモ・タキスが世界的な名声を集め
ます。彼はもともとは、トスカーナの大手メーカー「アンティノーリ」のエノロゴ。

普通の農家や小規模生産者は自らがブドウ耕作人であり、醸造家で
ピエモンテのような風土では代々当主がエノロゴであることが当たり前なの
ですが、やはり大手メーカー、あるいは、戦後イタリアで強かった共産党系
の影響で協同組合ワイナリーというヤツがイタリア全土にあります。

そうした大きな醸造所にはエノロゴがどうしても必要だったわけですね。

大量生産時代、つまり戦後から70年代ごろまでは、おそらくはそれほど
エノロゴに対する需要がなかったのでしょう。

前述のタキスが一気に有名になりエノロゴの地位がにわかに注目されはじ
め、アメリカ資本のトスカーナワイナリー「バンフィ」のエツィオ・リヴェッラが
大資本をバックにインターナショナルなマーケットに通用するワインをつくり
出します。

そして外からはニューワールドワインがイタリアワインの地位を脅かし始めた
70年代から80年代の流れの中で、小規模生産者がつぶれ、外国資本が
参入し体力のある小規模生産者同様にエノロゴを雇い始める、というのは
極々自然の流れだったのでしょう。

僕の個人的意見ですが、やはり僕はピエモンテ的な家族経営の
当主&エノロゴ的な形が一番好きです。

当主に話を聞くと情熱たっぷりに話してくれます。特に畑のことを聞くと
嬉しそうに目が輝いています。農夫じゃなくて、当主がちゃんとブドウを
育てているのです。

これがトスカーナの方にいくとエノロゴまかせになっちゃいます。話をしてても
かみ合わない、「テクニカルな話はよしてよ!」みたいなときすらあります。

かっこつけのオバハン系オーナーですね(^^;)

フランスでもドメーヌといってブドウを造っている人達がワインも造ってきた
歴史がブルゴーニュにありますね。ロマネ・コンティなんかもそうです。



これがブルゴーニュになると、シャトー、つまり城、つまりは貴族系あるいは
ブルジョワ系になって、エノロゴ文化が花開いてますね。

ピエモンテの文化にはドメーヌ文化の匂いが色濃く残っていて、そういった
ワイナリーが結果として高く評価されているのが素敵です。

トスカーナはイタリアにおけるエノロゴ文化が花開きましたね。まさに
イタリアワイン・ルネッサンスの発祥の地ともいえますから。

あれ?

これって語学講座じゃなかったけ?(^^;)


日本語ばっかり出てくるやん!!<(_ _;)>

ということで、辞書によるとエノロゴとは・・・・

TECNICO SPECIALIZZAOTO E DIPLOMATO O LAUREATO IN ENOLOGIA
テクニコ・スペチャリッツァート・エ・ディプロマート・オ・ラウレアート・イン・エノロジア

(醸造学で大学を卒業、または学位を得た専門技術者)


って当たり前やん!ヴェロネッリ爺!!


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