自分磨きのワイン術  その20


   歯グキでテイスティングだって?!


  今日はワインのボディーの骨格要素 「タンニン」!!



      ◎ワインのボディー 

     筋肉      骨格
      ↓       ↓           
     糖分      酸
     アルコール   タンニン
     なめらかさ   塩気
     (粘性)




 「タンニンって何ですか?」
       ↑
 ワインを全く知らなかったころ、ワイン屋さんにした僕の質問です(^^;)

 「渋みですよ、渋み」


 と、にこやかに答えていただいたことを思い出します。


 「それ、学校でお世話になった人?」
 って、そのギャグはほとんど業界ではタブーです・・・・(^^;)



 「ハハ〜ン・・なるほど、渋みかぁ〜!」

 と感動するのですが、実際に舌の上で感じる渋みってあんまりピンと
 来ませんでした。

 渋みと言えば、渋柿のあの口の中全体に絡みつく「エグミ」を
 思い出すのですが、そんな感じをワインで感じたことなかったんです。

 あなたはワインを、特に赤ワインを飲むときに渋み=タンニンを強烈に
 意識していますか?

 タンニンを感じるとき、どうやって、どこで、感じていますか?


 僕がこのタンニンを強く意識して感じられるようになったのは
 イタリアでワインを勉強し始めたときです。ソムリエ協会の先生は
 こうおっしゃいました。

 「タンニンは舌ではなく、歯ぐきの方がしっかり感じ取れますね!」

 そう、歯ぐきなんです!!

 歯磨きの「ぐちゅぐちゅぺ〜」があるでしょ?あれをワインティスティング
 では、

 「グチュグチュ・・・ゴックン」

 にするわけです(^^)。

 これ、滅茶苦茶大切です!


 「汚らしいし、普通はしないでしょ!」


 と バカにして拒否されるあなた。赤ワインの魅力が半減して
 しまいますから是非とも実践してください!

 (すべては快楽をむさぼるためです!)

 では、この「グチュグチュ」によって、歯ぐきに感じるタンニン、
 どういう点に注意して感じると良いでしょうか。


 1.タンニンの強さ

 「ヒェ〜 しっぶぅ〜!」 → 歯ぐきを締め付けるような強烈な力
 「わぁ、しぶい!」 → 触覚の刺激をはっきりと感じます
 「ちょっとしぶいかな・・・」 → やや歯ぐきにのこる程度
 「あれ?ほとんど感じない・・・」 → 液体がほとんど素通り

 色々段階があると思います。

 タンニンは、ブドウの果皮に含まれていますので、当然果皮と
 いっしょに醸造する赤ワインに含まれる事になります。


 ブドウ品種によって、タンニン分を沢山持っているものもありますし
 全然ないものもあります。

 強さはそのワインのボディーを構成する一要素として、しっかりと
 見定める必要があります。


 2.タンニンの質
 
 不思議なことに歯ぐきは、タンニンの強弱だけではなく、その質感も
 感じ取ってくれます。

 と いうか、あなたが意識したとたんに感じてくれるようになります。

 A. 粗いタンニン、細かいタンニン

    一説には、粗いタンニン → ブドウの果皮起源
          細かいタンニン → 熟成樽起源
 
    と言われています。

 B. 固いタンニン、柔らかいタンニン

   ブドウが未熟な状態で醸造された場合、とてもトゲトゲしい
   タンニンを感じます。逆に完熟状態でできたワインは、たとえ
   強烈に感じても、質感は柔らかく感じます。


 以上を最初から感じ取るのは至難の業ですが、意識して
 テイスティングし続けてください。

 ワインによって全然変わってきますから。良質のタンニンは
 「細かく」「柔らかく」感じます。そして、瓶内の長期熟成
 にも活躍します。

 イタリアでは、この細かく、柔らかいタンニンを

 タンニーニ・ドルチ(tannini dolci) → 甘いタンニン

 と、表現します。


 3.酸とのバランス

 同じ骨格要素の酸とその存在感のアピール度を比べてみてください。

 酸が柔らかく感じられるのに、タンニンが粗く、固いワインであれば
 チグハグな印象を与えるます。

 その逆の場合、つまりタンニンが柔らかく、酸が強いのも同様です。

 もちろん、ブドウ品種、またはワインそのものの個性として
 あなたが好きになるかならないかは自由ですし、また香りとの
 兼ね合いによって魅力的に感じることもあるかもしれません。

 「ブスだと思ってたのに、ある日、急に綺麗に見えてきた・・・」

 そんな女性に例えると、非難されそうですが(^^;)、タンニンって
 僕の中では、かなりのウェイトを占めます。

 ワイン好きの方には多いかもしれませんね。


 4.筋肉要素との結びつき

 1 と 2 は筋肉要素とのつながりによって感じ方が
 微妙に変わってくるでしょう。

 「結びつき」は「一体感」の章で詳しくお話ししたいので
 すが、ワインのエレガントさと切っても切れない強い
 相関関係にあります。

 タンニンが、細かく、柔らかく感じられたらそれは
 筋肉であるアルコール、グリセリンなどの要素と
 しっかりと結びついている可能性大です。

 また、タンニンの強さをしっかりと感じながらも
 細かく、柔らかい印象をあなたに与えたときも
 同様です。


 読んだだけではピンとこないでしょ?(^^;)

 赤ワインをテイスティングして是非、この4つを感じ取って
 みてくださいね!


 では、タンニン・イントロダクションはこれでおしまい。

 次回は、このタンニンをもっと深めていきましょう!!


 そう、季節が赤ワインを要求してきました。そのお誘いに
 乗りましょう!

 これから寒さが増していくにつれ、良いタンニンがしっかりと
 感じ取れるワインが欲しくなる・・・。

 あなたは、だ〜んだん、タンニンが好きになる・・好きになる・・・

 (催眠術かけてます・・・・・)


 そう、催眠にかかってでも、タンニンを愛せるようになるだけで
 ワインへの愛情がグッと深まっていくのです!

 じゃ、また

 質問箱 → info@viteitalia.com  ご遠慮なくどうぞ!